北上研究所

2024年05月30日 魔改造1

Kitakami Yuma Project.のyumaです。

今回は魔改造について書きたいと思います。
魔改造と言えば北上ゆまを象徴する要素の一つですね。

『魔改造』
Wikipediaによると「対象を非常に大きく作り替えること、元の意味や用途と大きく逸脱した形に改造することを意味するスラング」だそうです。

僕の魔改造もNECのMateという2010年発売した法人向けのありふれた事務用PCを最新のゲームを動かし配信もできるようにしてるのであながち間違いではありません。
ちなみに過去の日記でハイレゾも再生できるようにって書いてましたが元から再生可能だったみたいです。
なんで事務用なのにハイレゾ再生できるんですか。

僕にとって魔改造は生きる術であり趣味でありアイデンティティのような物です。
過去のいろんな日記からわかる通り、僕は元々古い物だったり安い物を集めたりせざるを得ない状況だったので自ずと魔改造にも手を出したのでしょう。

僕が魔改造を始めたきっかけはお金の無さなどの劣悪な環境下を生き抜くためでした。

僕の母は思想が強く超ドケチで自分勝手な人でした。
スーパーのポリ袋を大量に持ち帰るなんて序の口、列に割り込もうとするのは当たり前、店員に無理難題を押し付けたり法律ギリギリな事も「バレなきゃ大丈夫でしょ」と周りを無視するような人でした。

母は自身が好きな物や気になる物には湯水のようにお金を使い、逆にどうでもいい物や自身が関わらない物に関してはとことんケチりました。
当然僕の身の回りにかけるお金も出し惜しみをし、とことんケチりました。

今回は本題じゃないので詳細は省きますが、当然お小遣いも物凄く少なかったです。

僕が初めて改造したのはノートパソコンでした。

2018年、高校の受験合格の祝いとして好きな物を貰えることとなりました。
最初はスマホがいいと言いましたが「子供にスマホはけしからん」という理由で却下され、最終的に自分用のパソコンが貰えることになりました。

ただし以下の条件が課されました。

正直最初は好きな物を買ってもらえると喜んでいたものの、条件を聞いて落胆しました。

今でこそN100を搭載した安価でそこそこ動くパソコンが売っていますが、当時のノートパソコン市場にそんな物はありません。
また中古なら少し前の機種を安価に買うことができますが新品だとそうはいきません。

そして極めつけは予算が5万円以下であること。
正直5万円は普通に大金ですがゲームができるパソコンを買うには少し心もとないです。
その状態で更に上の条件ともなるとほぼ不可能でしょう。

僕はこの条件が提示された後、インターネット上を必死に調べました。
すると1台のノートパソコンを見つけました。

Inspiron11 3162

Dellが2016年に発売したPentium N3710を搭載した11.5インチモニターのノートPCです。
今見ると少し旧型ですね。

このパソコンは他の5万円台のノートパソコンにはないある特徴がありました。
それはメモリやストレージが取り外せるという要素。

当時から安価なノートパソコンではeMMCや基板直付けタイプのメモリが多数派で、特にメモリは数年前から直付けタイプが主流となっていました。
そんな時代に5万円台でメモリ・SSDの交換可能、そして安価なPCではCeleronやAtomが主流だった中でPentiumという比較的マシなCPUが付いてるのはとても魅力的でした。
あと128GBと最低限の容量があったのもよかったですね。

というわけで買って貰ったわけですが、買って一週間もせずにメモリを4GBから8GBに換装しましたね。
昔のノートパソコンと違ってバラバラに分解する必要があったので地味に大変でした。

これが僕の一番最初にやった改造でしょう。
正直、魔改造と言えるような大胆な改造ではありませんね。

僕が魔改造らしい魔改造をするのはこの出来事から1年ほど後になります。
ちょっと長くなったのでまた次回にでも続きを書こうと思います。