北上研究所

2024年03月29日 かるみあどーるず

Kitakami Yuma Project.のyumaです。

今回の日記は前回の「あねもねぐりっち」「かるみあどーるず」「りこりすめもりあ」の解析を行った後の余談になります。
僕がただただ書きたかっただけなので読まなくてもかまいません。

もしそれでも読むなら前回の2024年03月28日 あねもねぐりっちを読むのを推奨します。
むしろそちらだけを読んだ方が有意義でしょう。

……本当に読むんですね?
まあアクセス履歴を見たら隠しページを見てる人は誰もいないけど。
もしいたらTwitterのDMで教えてね !

2024/05/05追記 : アクセス履歴を見たらマジで誰一人見てなかったです(笑)
まあ月日が経てば誰か1人くらいは見るでしょう(笑)

これまでの日記ではあまり触れなかったバーチャルYouTuber「北上ゆま」の根幹にある物を書いていくのでそういうのが苦手な方は気を付けてください。
ジャンク品と魔改造で構成された『狂気の北上ゆま』の根幹を。

では前回チラッと書いたことの続きを書きましょう。
確か解読した結果、歌ってみたで歌った「かるみあどーるず」が僕とは真反対だと気づいて心が締め付けられたってところで終わりましたね。

ではそもそも何で歌ってみたに「かるみあどーるず」を選んだのかについて書きましょう。
理由は単純で、当時一番気に入っていた曲が「かるみあどーるず」だったからです。

いや~好きなんですよねこういうの。
ヒメミコは好きだし、シンセらしいシンセの音も好きだし、ドラムがドコドコいってるのも好きだし、こういう暗めといいますか、こういう独特な雰囲気も大好きなんですよね。

試しにマイリストや再生リストから比較的同じ時期に聞いていた曲をピックアップします。
まあ同じ時期といっても世に出てからすぐに聞くわけでもないし同じ曲を長期間にかけて何度も聞くので割と新しい曲から前の曲まで混ざってますが……。
かるみあどーるず」も2020年12月かられかるるが出た直後くらいまでガッツリ聞いてましたし。

なんとなく言いたい系統が分かりますかね。
まあ何となく何が好きかわかるでしょう!(投げやり)

とりあえず再生リストなどから6曲ピックアップしてみました。
今見返すとヒメミコ率高くて草。

音楽以外だとこんな動画も観てました。(時期は違いますが)
機械とか好きなので、何となく想像つきますかね(笑)

ニコニコ技術部とか迷列車、あとPCの魔改造をよく見てました。
PCに関しては僕も真似してNECのMateをケースとDVDドライブ以外に原型が残らないほど魔改造しましたね。
信じれるか?2010年発売の事務用PCが2024年に最新のゲームを動かしたりハイレゾ音源を奏でてるんだぜ?

魔改造Mate

僕の改造したPC-MY30DBZ7A(2024年撮影)

こんなだから魔改造の人とか狂気の北上ゆまって言われるんですよ(笑)
まあまんざらでもないですが。
魔改造は度胸!はっきりわかんだね。

とまあ話が脱線しすぎましたね。

正直、どの曲も素敵な曲なことに変わりません。
どれが良くてどれが悪いかって話ではありません。

ただやっぱり、好きな要素がたくさん入ってると特に好きになりますよね。
僕にとって「かるみあどーるず」がそれだったんです。

ですがそれとは別に、歌ってみたを作るにあたって「かるみあどーるず」を選んだのにはもう一つ理由があります。
それはこの曲へ強い親近感を持っていたからです。
あとカラオケ音源が公開されてたのも選ぶ要因になってたり。

それを説明するためには北上ゆまの過去を説明する必要があるでしょう。
ここからギアを上げてきますよ!

僕がまだ高校生だった頃、当時の環境はまさに地獄だった。
学校では嫌がらせをされ、家では自由がなかった。

僕の学校はいわゆるIT系を謡ってる底辺校でスマートホンは持っていて当たり前、中には中学生の頃からゲーミングPCを持っているボンボンもちらほらいた。
そんな中、僕が持っていたのはお世辞にも良いとは言えないノートPCと、既に旧世代機と化していた初期型3DSくらいしかなく、バイトをして買おうにも母が頑なに反対した。

そんな状態ではまともに話へついていくことができず、次第に周りから無視されるようになりそしてすぐに悪口を言われるようになった。

そんな中、心の拠り所となったのはインターネットだった。

当時から動画を作っていたものの今のような本格的なものではなく、小中学生が遊びでやるようなノリで動画を作り、それを投稿者仲間やゲーム仲間と笑いあった。
当時は確かゲームで兵器を開発しそれで戦うのを繰り返してたんだっけ。

だがそんな硝煙の立ち込める平和な時間も長くは続かなかった。

嫌がらせの主犯格にチャンネルが見つかった。
その数か月前、僕はエイプリルフールのとある企画で歌ってみたを何本も投稿していて、彼はそのいわくつきの歌ってみたに目を付けた。

とある企画とは一日に24本の動画を上げるという企画で、その中でも歌ってみたは数合わせのために急造した低品質なものだった。
AviUtlのタイムラインにそのまま歌った音源を入れただけの動画は、はっきり言って自分でも酷いとしか言いようのない動画だと思っている。

そんな歌ってみたを彼はなんとあろうことか、教室の中で階の異なる職員室から先生が飛んでくるほどのけたたましい音量で再生させた。
僕はそれに対し動画を非公開にするなどしたが収まらず、むしろ悪化していった。

爆音での再生は止まず、彼らは僕を自称歌い手さんと馬鹿にした。
またこれまで小さないたずらばかりだったのがどんどんエスカレートしていった。

後ろから蹴られた。
上履きを隠された。
教室の机を隠された。
ボールをいきなり当てられた。
後ろからズボンを下げられた。

また彼らのいたずらはインターネットにまで波及した。

酷い部分を切り取られ拡散された。
SNSで顔写真をバラまかれた。
コメントやリプ、DMで攻撃された。
僕の投稿者仲間も攻撃された。
更にはありもしない嘘を事実かのようにバラまかれた。

これについて学校の先生にも相談したが人を特定できるような証拠が不足していること、学校外の出来事であるため関与できないと言われた。
更には動画投稿が原因なんだからチャンネル自体を削除すべきと言ってきた。

先生の言うことも理解できた。
ただ、当時の学校のホームページなどに「いじめは絶対に許さない」「事実内容に応じた厳しい指導を行う」と書かれてるだけに落胆した。

結局少しだけ注意されたが改善せず、嫌がらせはそれからも続いた。
最初は悔しかった。腹が立った。
ただ数か月後にはそれを感じるだけの気力はなくなり悲しさだけが心に満ちた。

こんな環境なら死んでしまいたいと思った。
心の底からそう思った。

ただそれと同時に、動画投稿を始める前にあった感情を思い出した。

誰かを助けたい。

僕は小学生の頃もいじめられていた。
理由はわからない。
わかりたくもない。

僕は当時も母からいろんな物を規制されていた。
テレビは母が決めた物しか見ることができず、本は母が買ってきた本しか読むことができず、ゲームはほとんど持っていなかったため年齢不相応なおもちゃで遊ぶしかなかった。

本当に辛かった。
当時のことは思い出したくない。

そんな中、出会ったのがYouTubeだった。

母は致命的なほど機械に疎かった。
そのため規制が行われず、自由にいろんな物を見ることができた。

本当にいろんな動画を見た。
ドナルドのMADゲームの実況HIKAKINの動画東方アレンジMMDの動画ボカロの曲など本当にいろんな動画を見た。

それらは母が用意した幼稚なテレビやおもちゃと異なり、とても刺激的で娯楽に飢えていた僕はあっという間に引き込まれた。
当時も辛い日々だったが、当時の僕には無限に感じるほどたくさんある動画を生きる糧に生活を送った。

それからしばらくして僕は中学生になった。

中学生時代は特にトラブルはなく、平和なひと時が流れていた。
平和な時が流れるにつれ、僕はあることを思うようになった。

楽しい動画たちのおかげでここまで来ることができた。
だから今度は僕が誰かを助けれるような動画を作りたい。

これが当時のチャンネルを始めるきっかけだった。

この感情を高校生の僕は思い出した。

すると全く助けることができていないことに気づいた。
むしろ自分の不満や怒りを動画にぶつけていて当時の思いとは真逆になっていた。

それを思い出してからは僕は解決策を考えた。
なろう小説、CoCの動画、作曲など色々挑戦したが結局大半がお蔵入りした。

そんなある日、僕はあるものをYouTubeで見つけた。

バーチャルYouTuber。

演者は愉快に様々なことを話し、視聴者はそれに対し楽しそうにコメントをしていて、当時の僕にはそれが考えていた理想そのものに見えた。

本当に理想そのものだった。
だがそれと同時に問題も大きかった。

このまま当時のチャンネルでそのままVtuberになったら確実に彼らに荒らされる。
それに今でこそVtuberになる前の名前をそのまま使っている方も多いが、当時のVtuber界隈は多くが名前を改めて活動を行っていた。

そこで僕は新たな存在「北上ゆま」を作ることにした。
ただ、どうしてもかつての仲間や視聴者を思うと全く新しい物を作るのは気が引けた。

なので僕は、自身がこれまで作ってきた物や僕が良いと思った要素を切ったり貼ったりして北上ゆまの中に織り込むことにした。
かつての友に生きていると伝える目印として。

まず初めに、僕はキャラクターのコンセプトを決めた。
長い時間をかけ考えついたコンセプトは人間を模したプログラム、具体的にはデスクトップマスコットのような物だった。

デスクトップマスコットの例。

込めた思いは2つあった。
ひとつは初音ミクや結月ゆかりのような何にでもなれる存在になりたい、もうひとつは荒らされても感じないよう機械のように感情を無くしたいという思い。

この2つほどではないが、小説家になろうで退廃した未来を描いた今となっては黒歴史の小説を書いていたのでその設定も影響している。
具体的に言うと4038年とか未完のメカニカル・フューチャーに使った設定。

コンセプトが決まると後はすんなりと決まった。

髪の毛の形状は当時まだ作成中だったゆっくりの立ち絵から、髪の毛の色はかつてうp主の立ち絵にきつねゆっくりのフランの改変素材を使っていたことから黄色。
作成中だったゆっくりの立ち絵の前髪の特に中央にある「入」の形になっている部分はきつねゆっくりのフランの要素を混ぜていたので実質フランを基にしている。

ちなみにRGB値の255,255,115のうち115は魔改造や末期色まっきいろで有名な國鐵廣島の115系が元ネタだったりする。
魔改造と言えば103系だって?103だと色が少し暗かったからねシカタナイネ。

服は手元にあったなんかよくわかんないめっちゃ細いニットみたいなやつにし、その上から手元にあったリネンのシャツも羽織らせる形とした。
旧チャンネル時代の動画に登場することもあったので見たことある人もいるだろう。

この形にしたのは現実での再現がしやすいようにするためが大きな理由だが、当時ニコニコで見つけた足立レイからも少しだけ影響を受けた。
特に何かを羽織る部分。

余談ですがこのハッピーシンセサイザの動画を見た時は足立レイがここまで広まるとは思わなかったですね。

スカートは描く知識が足りなかったためただの扇形になっているが、色は昔の立ち絵にも使ってた懐かしい色を使用。
なお当時使ったツールが貧弱すぎて既存のパレットから決められた色を使うしかなかった。
なので#00CCFFという数値は特に意味がなかったり……。

肌の色は良いと思った数十名の方の肌の色を抽出した値を平均して作った。
目の色は僕自身を撮った写真から色を抽出した。

過去の自分の要素はLive2Dモデル以外にもある。
初期の動画の字幕、初投稿した動画のサムネ、あとは現在も使用している配信終了時の画面とかが旧チャンネルから持ってきた。

それからMinecraftでの建築物、OPの映像や曲、EDの映像や曲、更には挨拶も旧チャンネルをイメージして作った。

……。
長いですね。

かつて僕は別の名前で活動していました。
ただ大炎上し、活動を続けることが不可能な状態になりました。
そこで当時あった物を切り貼りし作ったのが北上ゆまなんです。

これで済むのになぜこんなに長く語ってしまったんでしょうね(笑)
終盤なんて自分でも何を書いてるのかわからなくなってました。
これはまさに僕の悪い癖ですね。

普段のなろう小説だったら冗長な部分はカットしますが、これは日記なので思ったことや感じたことをそのまま書いてみました。
ぼざろか何かのスレにあったライブ感で書いてるってレスを思い出した。

あまりに長すぎて元の話を忘れてる方はいませんか?(笑)
アクセス履歴によるとそもそも見てる人自体がいないけど……。
僕が何故「かるみあどーるず」に何故、強い親近感を持ってたかって話ですよ(笑)

というわけで話を戻しますが、親近感を感じた理由はいくつかあり、一部の歌詞が当時の状況とそっくりだったことや、ヒメミコの関係が北上ゆまと昔のチャンネルの関係性と似ていると感じたことが大きな理由です。

歌詞と似てたってのは単純で先ほど無駄に長ったらしく説明した通り長い間嫌がらせを受けてたのが「けっとばされ さげすまれて」辺りの歌詞と似てたことや、「きって はって なおしまして」が北上ゆまが切り貼りして作り直した事実と重なりました。

ヒメミコの関係ですが、当時の僕はこの曲を「虐待され歪んでしまった壊れかけのミコトと、ミコトの記憶の中にある純粋なヒメ」と解釈しました。

僕の解釈が合っているかどうかは置いといてください。
りこりすめもりあ」が出るよりも前の解釈ですから。

そんなヒメミコの関係が「暴力を振るわれ歪んだ昔のチャンネルと汚れてないけど真新しく作った汚れていない北上ゆま」という関係に似ていると感じました。
殴られ蹴られ、痛かった過去と重ねてしまったんです。

これらは2020年12月頃に感じたことで、「りこりすめもりあ」で答え合わせしたわけでも、ろくに文字化けを復元したわけでもない時に感じたことです。
今見ると大分上辺しか見てなかったですね。

ただ結局のところ違いましたよね。
この考察もまあ的外れな感じもしますが、僕が違うと感じたのはもっと根幹の部分です。

僕が違うと感じたのは心です。
noteを読んだ感じ「あねもねぐりっち」「かるみあどーるず」「りこりすめもりあ」の3曲は心に対し肯定的だと推測できますが北上ゆまは心を消すために作った存在です。

厳密には感情を消そうとしたので少し違いますが、指している物は大体そっくりでしょう。
感情があるから人は喜び苦しむわけですから。

noteによると「りこりすめもりあ」のテーマは『心』であり、それの前作にあたる「かるみあどーるず」も意識していたそうです。
ただ北上ゆまにとって心は不要であり、むしろ北上ゆま自体が心を消すために作られたと言っても過言ではないのでテーマと相反します。

そもそも北上ゆまが男の娘AIVtuberと名乗っている理由は、自身をAIというプログラムだと言い聞かせて感情を押し殺すためです。
感情さえなくなれば悲しむことも辛いこともなくなりますから。

このように「かるみあどーるず」とは根幹の部分が違う以上、上辺だけそっくりでも似ていると言っていいのか疑問です。
少なくとも僕は自身の醜さを嫌というほど知っているので、似ていると言うと汚してしまいそうで口が裂けても言えません。
ぶっちゃけこんな隠しページじゃなければこのこと自体言えませんが。

ところで先ほどの解釈で違和感はありませんでしたか?
もしあの解釈なら北上ゆまはミコトのパートではなくヒメのパートを歌うべきでしょう。

そうしなかった理由は単純で、そもそもあの歌ってみたは北上ゆまとして上げる予定じゃなかったんですよね。

あの歌ってみたは元々、荒らされていた昔のチャンネルで上げる動画でした。
まだ旧チャンネルで上げる想定だった頃の物がTwitterに残ってたので載せます。

上の動画からそれぞれのパートを入れ替えたのがあの歌ってみたになります。
歌ってみたのヒメミコパートで背面は見えますが顔は上の動画でしか出してませんね。

そういや旧チャンネルの名前出してませんでした。
今から書き換えようとも思いましたが面倒なのでこの先も昔のチャンネルのまま書きます。
ここを見つけるような猛者はyuma2002チャンネルの存在くらい知ってるでしょうし。

実は元々北上ゆまチャンネルには「あねもねぐりっち」を投稿し、同時に旧チャンネルで「かるみあどーるず」を上げる予定でした。
対となる2つのチャンネルでこの2曲の歌ってみたを上げる予定だったんです。

ただそれはできませんでした。
理由は僕の技術では「あねもねぐりっち」を再現することが不可能だったからです。

あねもねぐりっち」動画全体を通して背景に幾何学的な模様が表示されます。
それが再現不可能だったんですよね。

Twitterなどで言っていますが僕の歌ってみたはGIMPとAviUtlのみで作成しています。
それもスクリプトがあまり入っていないAviUtlを使用しています。

そんな環境では当然再現できません。
どうやら「あねもねぐりっち」は外部のツールを用いて作られているそうですが、当時はこのツールが公開されていませんでした。
もしかしたら公開されてたかもしれませんが当時は探す余裕がありませんでした。

というわけで先に「かるみあどーるず」を作ることにしたんですが、作っている途中で周りの環境が変わりました。

当初、北上ゆまが誕生したことにより、旧チャンネルは活動を終える予定でした。
ただ、そのままアカウントを移行すれば荒らしにアカウントを移行したことがバレます。

そこで北上ゆまとは別にもう一つチャンネルを運営し、そちらにアンチをおびき寄せることで北上ゆまが荒らしの標的になるのを防ごうと考えました。
僕はこの計画を実行するために、もぬけの殻となっていた旧チャンネルに旧チャンネルらしい動画を上げることで「アンチをおびき寄せる役割」を与えました。

これまで上げてきた動画の焼き増しのような動画という、常に挑戦し続けてきた旧チャンネルとは真逆の思考で作られた動画を上げることによって。

今思うとゲーム機大戦のメガドライブとサターンの関係みたいですね。
ゲーム機大戦は好きなのでもしかしたら無意識に真似たのかもしれません。

2024/05/05追記 : 当時の資料を見たらメガドラとサターンではなくゲームボーイアドバンスとDSの関係を意識していたそうです。
当時は旧チャンネルがまだまだ伸びていたので、アンチ除けに加え新チャンネルが失敗した時のための保険として旧チャンネルを延命していたみたいです。

2024/05/05追記 : 追記のついでに挑戦していた頃の動画とそれを焼き増ししたような動画を載せときます。
こう見ると4年の差があるとは思えませんね(笑)
ちなみに上は2020年8月1日、下は2024年4月20日に投稿した動画です。

計画は順調に進みました。

むしろ順調過ぎました……。

この計画は元々、荒らしがいなくなったらチャンネルを統合するまでがセットでした。
その結合させる時に、同じチャンネルだと周知させるため対となった2つの曲を対となった2つのチャンネルへ上げようと考えてました。

古い時代(旧名義)へ送る最後の花束として。

長い歴史に幕を下ろす時、用意する物は集大成と言える最高の物を用意したいですよね。
それに選んだのが「あねもねぐりっち」と「かるみあどーるず」だったんです。

ただ実際にはチャンネルがある程度軌道に乗ったくらいに、あの主犯格へ北上ゆまチャンネルの存在がバレました。
理由は単純で誤って北上ゆまに関するツイートを旧チャンネルで行ってしまったからです。

でも当時のリスナーが彼を無視したこと。
旧チャンネルと違い速攻ブロックしたこと。
彼の知り合いが流石にしつこすぎると言ったこと。

これらの影響があってかそれ以来、北上ゆまチャンネルも旧チャンネルも荒らされることはなくなりました。
ただこれが早すぎました。

荒らしがなくなったとはいえ当時の旧チャンネルは当時の北上ゆまチャンネル以上に動画が再生されていました。
事実、今現在でさえ北上ゆまチャンネルは放置した旧チャンネルに再生回数も月の登録者数も負けています。

そんな状態では結合すると言っても「旧チャンネルの動画を続けてくれ」って言われるのはわかりきっています。
とはいえ荒らしがいなくなった以上、旧チャンネルを続けていく意味がありません。

旧チャンネルを主軸に戻せばいいものをと思われますが、旧チャンネルは中学生の頃の遊びの延長線上にあるチャンネルです。
そのため数えきれないほどの権利関係の問題や数えきれないほどの負の遺産が残っているので戻すことができません。

そこでチャンネルを結合させる計画は放棄。
先ほどの2曲の話も全部無しにすることにしました。

ただ既に旧チャンネルへ上げる予定だった「かるみあどーるず」のドット絵は全て描き終わり、編集も途中まで進んでいました。
当時のTwitterを見ると下から上へ流れる部分のレイヤーを作ってたみたいです。

この部分は3:00ある曲の内、1/3くらいの場所です。
ドット絵を描く時間なども加味すると、既に編集の終盤も終盤です。

本家様で言うと大体この辺り。

流石にここまでやった物を放棄するわけにはいきません。
そこで北上ゆまと旧チャンネルの立場を逆にすることで、編集したデータを再利用したのがあの歌ってみたになります。

だから先ほどの解釈と逆になってたんですよね。

幸い旧チャンネルには配信の練習として北上ゆまを改造して作ったLive2Dモデルがあり、それをベースにドット絵を作っていたため北上ゆまと非常に酷似していました。
そのため旧チャンネルから北上ゆまに挿げ替えるのにはさほど苦労しませんでした。

北上ゆまドット絵
旧チャンネルドット絵

これがあの歌ってみたの全貌です。
はは、非常に醜いですね。

上辺では奇麗な存在を演じてますが、根幹はタールのように真っ黒です。
魔改造に魔改造を重ね、いびつに積み重なった大きな塊です。

魔改造の鉄則として、その物についてその構造や作った人が考えたことを理解することが魔改造をする上で重要だと考えています。
そうすれば何ができるか、何をしたかったのかがわかります。

例えば僕が改造したPC-MY30DBZ7AにはFDドライブは付いてませんがフロッピーを付けるための2.5インチベイや電源端子、マザーボードの端子などが用意されていました。
まあ魔改造する時にその考えに従うかどうかはまた別の話ですが。

当時「りこりすめもりあ」がまだ出てなかったとはいえ、作品の根幹を理解してなかったのは魔改造の人として大きな失態です。
少なくとも僕はこれを失態と感じました。

ただ、大きな失態があったとはいえ「かるみあどーるず」が当時一番気に入っていた曲であることには変わりありません。
ミコトは好きだし機械的な音は好きだし強いドラムも好きだしこういう不思議な世界観も大好きだしドット絵なんてゲームボーイやファミコンの実機を買うくらい大好物です。
ちなみにどっちもジャンクだから正常には動かないという……。

それに当時からはいろんな物が変わりました。
一番大きいのは「りこりすめもりあ」の存在でしょう。

僕が歌ってみたを作り始めてから2年、完成してから3ヶ月後の2023年3月3日。
この日に「りこりすめもりあ」がアップロードされました。

僕は当時、何を血迷ったのか「かるみあどーるず」の作者である、とりぴよさんのTwitter(自称X)をフォローしていませんでした。
Twitterではおこぼれみたいな情報があったかもですがフォローしていないためこの時初めて「りこりすめもりあ」の存在を知りました。

この曲を初めて聞いた時、僕が「あねもねぐりっち」と「かるみあどーるず」を聞いて感じた解釈を全部壊して正しい答えを示してるように感じました。
前回、noteを見た感想が「何となくわかってた」だったのは大体「りこりすめもりあ」を聞いた時に感じたからです。

実は先ほどまで言っていた「あねもねぐりっち」と「かるみあどーるず」の解釈、僕はアレであると思いましたが、完全には納得できてませんでした。
あの解釈では辻褄が合わない部分がいくつもあったんです。

その矛盾していた点が「りこりすめもりあ」を聞いたら考察自体が間違っているから矛盾しているのだとわかりました。
この納得できない点がかなりモヤモヤしてたので大きな衝撃でした。

それから北上ゆまという存在も大きく変わりました。

元々、北上ゆまは感情を消すために作られた存在です。
感情を消すためにいろんな物を継ぎ接ぎして作った存在です。

しかし中の人が人間である以上、完璧に感情を消すことは不可能でした。
初期は中の人の要素をかき消すことができていましたが、歌ってみたを投稿した2023年頃にはもう感情がむき出しでした。

この頃から北上ゆまは感情を消すための器ではなく、もう一つの僕と言ってもいいような存在となりました。
あの過去も旧チャンネルだけの出来事ではなく、北上ゆまが経験した過去ということです。

ある意味、「かるみあどーるず」の設定に寄ったとは言えないでしょうか(笑)
言えないですかそうですか……。

隠されたもう一つの真実。

それから、今なら「かるみあどーるず」でミコトが主人を襲ったことを理解できます。
作品としてではなく感情として。

北上ゆまについてよく知っている方ならご存じかもしれませんが、去年の4月頃から僕は自由に家から出ることができません。
母が納得する理由がないと、コンビニでさえ行くことができません。

まるで軟禁みたいな状態ですね。
厳密には多少なりとも外に出れるので軟禁ではありませんが。

難しいんですよねこういうの。
相手が親族ですし鎖とかで繋がれていない以上、行政はこういう問題に深く関与できないと色々調べてわかりました。

現実は創作よりもいびつです。
それも親がカルト宗教にハマっていたらなおさらです。

貴方は意味不明な理由で殴られたことはありますか?
貴方は洗剤の味がするベチャベチャのご飯と小さな冷凍食品が1つだけの生活をしたことがありますか?
貴方はレシピからアレンジにアレンジを重ねよくわからなくなった物体Xを無理矢理食べさせられる生活をしたことがありますか?
貴方はこんな洗剤ご飯や物体Xが1日に1食だけの生活をしたことがありますか?
そんな滅茶苦茶な食事でさえ機嫌を損ねれば食べるのを禁止される生活を貴方はしたことがありますか?

おそらく無いでしょう。
少なくとも僕はこんな経験を他の人にして欲しくはありません。

まあ流石に今のは誇張しすぎましたけどね。
母が出かけている間に食料品などを買い込んでますから。

嗜好品は安酒代表の鬼ころしくらいしか買えませんが、激安袋麺のおかげで1日1or2食を保ててるので空腹で餓死することはありません。
まあ貯金を擦り減らしてるのでこれもいつまで維持できるかわかりませんが……。
冷静に考えて就活しろと言いながら気に食わない会社は面接すら行かせない状況でどう就職しろと。

ただ、こんな生活を実際に今現在も経験しているので、「かるみあどーるず」で襲ったのがよくわかります。
自分も母を殺してしまいたいくらい憎んでいます。

のんきな顔して神だの救いだの話してるのを見ると腹が立ってきます。
私利私欲しか考えない母を見ると顔面を殴りたくなります。

ただ暴力はいけません。
りこりすめもりあ」のQRコードの先にある画像に「間違いを犯した」と書いてあるように人を殺してはいけません。

ただ、本当に辛いんですよね、自由がない状態は。
本当に辛く苦しいんです。

殺してしまいたいという怒りの感情と、どうして改善させることができないのかという自分の無力さが襲ってきます。
僕は配信者なのでこの破壊衝動は配信で大暴れすることで抑えてますが、もし配信してなかったら何をしていたかは正直わかりません。

この軟禁モドキは「かるみあどーるず」の歌ってみたを作った後の出来事なのでありませんが、もし歌ってみたを作っている最中なら確実に動画内にその要素を入れるでしょう。
実際、「かるみあどーるず」の次に作った歌ってみたの『±0』には背景に「しお」と書かれた袋麺など、これらの要素が盛り込まれています。
頭で隠れてしまう位置なんですがね……。

ちなみに動画の左上から右下に対角線を引いて、右上側が本家の要素、左下側に僕の要素を散りばめています。
いつか『±0』の歌ってみたを作った経緯も書かないとですね。

更に余談ですが『±0』の歌ってみたの背景にはこれの前に歌った曲と次に歌いたい曲の要素も入れてみました。
これの前に歌った曲=「かるみあどーるず」ですが、どれがその要素なのか探してみても面白いかもしれませんね。

っと話がそれ過ぎましたね。
正直、僕が抱いた感情は「かるみあどーるず」で表現したかった感情だとは思えません。
むしろ「かるみあどーるず」で表現したかった感情とは程遠い感情だと思います。

ただどうしてもこんな環境だから重ねてしまうんですよ。
ハハッ滑稽ですね。

あと変わったことと言えば、北上ゆまの存在理由も最初期から変化しました。
急に話題変えるなおい。

当初北上ゆまは感情を消すことだけが存在意義でしたが、しばらくしてとある新しい役割が生まれました。
それは、過去を未来へと伝える役割。

時は2022年、活動開始からおよそ2年、「かるみあどーるず」関連だと「あざれあきゅーぴっど」が投稿されたくらいの頃、大きな事件が起きました。

2020年ロシアのウクライナ侵攻

りこりすめもりあ」の文字化けに「争いの道具」ってワードがあるのに本当に存在する争いのことを取り上げてごめんね。

今回の日記の最初の方に「ゲームで兵器を開発しそれで戦うのを繰り返してた」と書いてある通り、当時の僕がいた界隈はいわゆるミリタリー系でした。
ロシアのウクライナ侵攻自体は大きな問題ですが、日本から遠い場所なので普通の界隈ならそこまで大きな影響はないでしょう。

しかし僕のいた界隈は戦争と密接に関係するミリタリー系であり、他者から見れば不謹慎に見えます。
更に西部劇とかならいざ知らず、二次大戦やソ連、現代の戦車を扱う界隈でした。

この事件は界隈内に大きな激震が走り、自粛した方がいいという空気感が流れました。
実際この頃、Twitterなどで多くのミリタリー系の界隈が叩かれたり、ミリタリー系のゲームでチャットが荒れたりなど世間からの風当たりがかなり悪い時期でした。

幸い僕のいた界隈は目立った荒らしはありませんでしたが、やはり似ている界隈が荒らされている以上、あまり活発に活動しない方がいいだろうということになりました。
YouTubeやTwitterからは撤退しDiscordのサーバーだけで作品を共有させる人もいれば、継続しつつも技術をミリタリー以外のことに転用する人、界隈から離れ全く別のゲームをする人など対応は様々でした。

技術を転用しゲーム内で無線の送受信機を作った人。

界隈から離れ全く別のゲームをする人。

最初のうちは全員活発に活動していました。
しかし徐々に歯車は狂っていきました。

界隈で初期から活発に活動していた古参メンバーの引退や失踪、界隈をけん引していた中心人物の引退、バージョンが古すぎることや告知の難しさなどによる新規参加者の減少など様々なことが起こりました。

正直仕方のないことでしょう。

対外的に活動できない以上、モチベーションは低下します。
中心人物は丁度、進学や就職の時期だったため仕方ありません。
また極端に古いバージョンを今からやる人はほぼいません。

仕方ないことです。
仕方のないことなんです。

ただ中心人物が居なくなった後、界隈は物凄い勢いで衰退していきました。
最初はDiscordだけで作品を公開していた人やミリタリー以外に転用していた人も次々と界隈から引退したり他の界隈へと移住していきました。

一応、他のそっくりな界隈から新たな人が入ってきたり、かつてのメンバーが上げた動画に影響されてやり始めた人のおかげで完全に消滅するのは避けられました。
とはいえ界隈の最盛期だった頃とは程遠く、活発な人の数も界隈に所属している人の数も最盛期と比べ物凄く減っていました。

それにそっくりな界隈とはいえ、厳密には違う界隈です。
傍目から見ると同じかもしれませんが、xx氏とすべあな氏が違うように本来は交わることのない全く別の界隈です。
こんな場所見つける人ならxx氏やすべあな氏は知ってますよね?

当然界隈の違いによるトラブルが起きるわけで、かつての界隈とは似て非なるでしょう。

界隈から去った後も交友を続けている方もいれば、アカウントごと消して消息をつかめない人もいます。
裏で繋がっている人もいますが、多くの人は界隈から離れた時に疎遠になりました。

現在は古参メンバーの内の1人が新たなDiscordサーバーを建てて、そこで古参メンバーの一部が今でも別のゲームで一緒に遊んでいます。
そのため完全に疎遠になったというわけではありません。

ちなみに古参メンバー内で今流行っているゲームはStormworksとWar Thunderです。
せっかくなのでいくつか古参メンバーも影響された有名な動画を載せときますね。

Stormworks : なってん製作所
ショーケースなどネタ的な意味で有名なシリーズ。

Stormworks : たいたぬ
Stormworksの実況者で多分一番有名な人。最近はやってないっぽい。

War Thunder : Lynx Highland
惑星War Thunderで有名だった実況者。最近は惑星Stormwokrsに移住したらしい。

War Thunder : 震電光
War Thunderのあるあるが詰め込まれた替え歌。滅茶苦茶メンバー内で流行った。

ただ現在、界隈内で最初期からいるメンバーのうち、今現在もコンスタントに作品を作り続けているメンバーはほとんどいません。
この話自体かなり昔の話なので、当時の新規も今は実質的な界隈の古参メンバーです。

当時、別界隈からやってきた人々も今となっては界隈へ溶け込んだのか界隈が溶け込んだのか、かつてのようなトラブルは起きなくなりました。
今となっては彼らが界隈をけん引していて、僕はそれを眺めながらひっそりと過去の技術で作品を作り続けることしかできません。

先ほど言った通り、今でも作品を作り続けているメンバーはほとんどいません。
界隈内で古参メンバーの活動が確認できないのでおそらく僕だけでかもしれません。

ただ僕一人ではここまで来ることはできませんでした。

だからこそ、僕はこれからも語り継いでいきたいと思うんです。
この不謹慎だけど楽しかった歴史を。

北上ゆまの活動している時期の中に界隈の全盛期がすっぽり収まります。
そのため古参メンバーの一部は北上ゆまの存在を知っています。

なので離れていったメンバーが戻れる目印としてこれからも活動していきたいんです。
実際、既に古参メンバーの一部からコンタクトがあり久しぶりに会えた方もいます。

だからこそ僕は彼らが残した物を背負って行きたいと思います。
忘れさせないために。

なんだか長くなってしまいましたね。
本当は2回とか3回に分けて書いた方が読みやすいと思いますが、この話は今回一気に話したい気分だったので一気に書きました。

多分今後この話に触れることはないと思うので、最後に僕の音楽に対する気持ちを書いて終わりにしたいと思います。

僕は音楽を最もたくさんの人を支えることができる物だと思っています。
時代や地域が変わってもそれは変わらないと思っています。

ただそれと同時に自分では作れない物でもあります。
作曲することはできませんし、歌うのも音痴なので機械の力に頼りっぱなしです。
作曲ができる人には本当に頭が上がりません。

ただ、だからこそこんなことをしてしまった自分への罪悪感で胸を締め付けられます。

旧チャンネル時代に音楽を単なるおもちゃとして使った。

この本当にあった事実を思うと、今でも息が苦しくなります。

多分、他の人からしたらどうでもいいことかもしれません。
もしかしたらもう誰もこの罪を覚えていないかもしれません。

ただそれでも。
いや、だからこそ忘れてはいけないんだと思います。

正直、僕が勝手に抱いているクソデカ感情なのはわかっています。
もう何年も前の話なのもわかっています。

ただ北上ゆまはあの初音ミクと同じ札幌市で誕生した存在です。
そんな音楽を作る存在が生まれた場所で音楽を粗雑に扱うのは良くなかったでしょう。

だからこれからも音楽を作る人に感謝すると同時に、尊敬していきたいと思います。

脱線に脱線を重ねましたが今回はこれくらいで終わりたいと思います。
最後にこれと前回の日記を書くきっかけとなった「0001」を貼って終わりたいと思います。

日記と言いながら1日で書いてないことでお馴染みの日記ですが、ここまで1つの日記に時間がかかったのは初めてです。
確か書き始めた時ってボカコレの期間中じゃなかったっけ……。

ここまで暗い気持ちでしたが最後くらいは元気に終わりましょう。

もしこれらの曲の作者と関わる機会があればそうですね……。
この日記を見せますかね。

身勝手ではありますが、これを見せて罵倒されても仕方ありません。
罵倒されても仕方ないことをしたのですから。

自分の動画ではありませんが、最後に見て貰えたら嬉しいです。
せっかくですし今度は「0001」の解析をしようかな(笑)

旧式砲使いのyumaでした !

そういや途中で「かるみあどーるず」が当時一番気に入っていた曲と言っていましたが、今現在一番気に入っている曲は何だよってなりますよね。
せっかくなので2024年3月現在、気に入っている曲を紹介しましょう。

今現在、気に入っている曲はこちらです。